「ブライダルフェア1件目の嘘はばれる？」と気にする人が損をする理由

「1件目特典」は、初回見学のカップルだけに提供される豪華な特典。大幅な値引きやドレスのアップグレードなど、その魅力に惹かれて「実際は2件目だけど、嘘をつけば特典がもらえるかも…？」と思う方も多いのではないでしょうか。

その際に気になるのは「嘘がバレたらどうしよう…」という不安。でも、結論から言えば、1件目かどうかは99%バレることはありません。

この記事では、なぜ1件目の嘘がバレないのか、その理由や仕組みをわかりやすく解説します。さらに、注意すべきバレるケースや　バレたらどうなるかについても紹介。
また、嘘をつくメリットとデメリット、さらにはブライダルフェアの特典を最大限に活用する方法についても解説しています。

結婚式を本当にお得に挙げるために役立つ情報をまとめているので、賢く結婚式を準備したい方はぜひ参考にしてみてくださいね。

ブライダルフェア「1件目の嘘」ってバレないの？

結論、「1件目の見学です」と嘘をついても気づかれることはありません。

同じブライダルサイトから複数の式場見学を予約した場合、他の式場にもその情報が共有されているのでは？と不安に感じる方もいるかもしれません。しかし、実際にはそうではありません。

ゼクシィやハナユメなどの大手サイトが式場に伝えるのは、「この日、この名前の人が見学に来ます」という基本的な情報に限られています。

顧客が他にどれだけ見学をしているかといった情報は、本人の許可なく式場に提供されることはありません。個人情報の保護が厳格化された現代では、目的外での情報提供は重大なコンプライアンス違反となります。

信頼できる大手のブライダルサイトを利用していれば、他の式場見学の情報が伝わる心配はありません。そのため、1件目の見学だと偽っても、その事実が発覚することはまずないでしょう。

どうしてわかった？「1件目の嘘」がバレるのはこんな時

ただし、まれに嘘がバレることもあります。ここでは、特に注意すべき2つのケースを紹介します。

①式場の運営会社が同じだった場合

結婚式場を複数運営している企業もあり、系列の式場だと情報が一括管理されることがあります。

このため、別々の式場に見学に行っても、参加者の情報がグループ内で共有されている可能性があります。そうすると、結果として、1件目かどうかが把握されてしまうことも。

不安な方は、式場の公式ホームページから運営会社をチェックしておくと安心です。

②ついポロっと口を滑らせてしまった場合

ブライダルフェアでは、担当者が丁寧に案内してくれます。担当者は会話のプロなので、自然な流れでこちらの情報を上手に引き出そうとすることが多いです。

そのため、話に夢中になってしまい、過去のフェア参加についてうっかり話してしまうこともよくあるケースです。また、パートナーとの口裏合わせが不十分で、話が食い違い自滅してしまうケースも少なくありません。

1件目特典を確実にゲットしたい場合は、事前にパートナーとしっかり打ち合わせをしておくことが大切です。

「1件目の嘘」バレたらどうなる？

実際のところ、嘘が判明しても特に問題は起こりません。多くの場合、担当者は気づいていても何も指摘しないことがほとんどです。

1件目の嘘がバレても、ほとんどの式場の人は見て見ぬふりをします。

なぜなら、1件目特典はあくまで集客のためのサービスに過ぎないからです。式場にとっては、1件目特典を提供するコストよりも、フェアに参加してもらうことの方がはるかに価値があるためです。

つまり、出禁やペナルティの心配は不要です。

ブライダルフェア「1件目の嘘」をつくメリットは？

1件目の特典は、嘘をつき通してでも手に入れたいと思うほど内容が豪華です。

受けられる特典には「成約特典」と「参加特典」の2種類があります。

メリット①1件目の成約特典がもらえる

ブライダルフェアに参加して、その場で式場を申し込むと、成約特典として値引きが受けられます。その金額は驚くほど大きく、50万円や100万円引きといった提案がされることも珍しくありません。

「今ご契約いただければ、100万円値引きいたします！」と笑顔で言われると、つい心が揺らいでしまいそうになりますね。

しかし、ここで重要なのは即決を避けることです。交渉を重ねることで、さらに有利な条件を引き出せる可能性が高いからです。

メリット②ブライダルフェア参加特典がゲットできる

ブライダルフェアに参加するだけで、最大2カ所から参加特典を受け取ることができます。

結婚式場の特典には「1件目見学で」という条件がつくことが多いですが、式場探しサイトに関しては1件目見学の縛りがありません。複数のサイトを賢く使い分けて、キャンペーン特典を最大限に活用しましょう。

もちろん、複数の式場探しサイトのキャンペーンに同時に申し込むことも可能です。

たくさんギフト券をゲットできるブライダルフェア参加順

① 最初はハナユメから申し込み

ハナユメ 経由で申し込むと、最大で7.2万円分のギフト券をゲットできます。

店舗やオンラインで結婚式について相談できる「相談デスク」の利用でも特典がもらえるので、式場候補が決まってない方にもおすすめです。

②次にゼクシィ

さらにゼクシィ経由で申し込むと、最大6.5万円分のギフト券がもらえます。（指輪・クチコミ・リゾート特典含む）

ゼクシィは提携している式場数が突出して多いので、地方の人や個性的な式場選びをしたいという人におすすめ。

掲載数が豊富なゼクシィなら、まだまだ見たい式場が見つかるはず。式場見学だけでもらえる特典金額は最大4.4万円です。

提携式場数が一番少ないハナユメ から見学をスタートして、ゼクシィ の順で回ると後半でも見たい式場が重複せず、常に行ってみたい式場見学に参加できるようになります。

③最後にマイナビ

マイナビ経由で申し込んだ場合は、最大7.6万円分のギフトがもらえます。ただし、指輪キャンペーンを含むため、式場探しだけでもらえる特典は5万円。

ハナユメ、ゼクシィよりもキャンペーン条件が細かいので、特典をもらい損ねないように注意が必要です。

見学件数別のおすすめサイト

見学式場数	おすすめのサイト利用順序
1~3件	ハナユメ
4~6件	ハナユメ→ゼクシィ
7件以上	ハナユメ→ゼクシィ→マイナビ

高級ホテルやレストランに行く人はプラコレウェディング

プラコレウェディング経由では、最大で11.5万円分の一休.comで使えるクーポン券をゲットできます。

ただし、成約しないともらえないのと、一休.comポイントは利用期限・場所が限定されているのがネック。一方で特典金額はキャンペーンの中で最大なので、普段から一休を利用している人にはおすすめです。

ブライダルフェア「1件目の嘘」をつき通すデメリットは？

1件目特典を狙って嘘をつくことには、一見メリットがありそうですが、実際には多くのデメリットを伴います。

ここでは、嘘をつき通すことで生じる3つの主なデメリットをご紹介します。

デメリット①：値引き交渉が難しくなる

ブライダルフェアでは、結婚式にかかるおおよその見積もりが提示されます。複数の式場を見ている場合、「ここは費用が高いから値下げしてほしい」と感じる部分が出てくるでしょう。

しかし、1件目の嘘をついていると、その比較を正直に伝えることができません。交渉の際も「もう少し安くできませんか？」といった曖昧な言い方しかできず、他の式場を引き合いに強気に値下げを求めることが難しくなります。

さらに、「1件目特典で値引きしていますから」と返されると、交渉の余地がなくなり、不利な状況に追い込まれます。

デメリット②：ブライダルフェアでの滞在時間が長くなる

「1件目」という設定で参加していると、式場側は初めての参加者向けに、基本的な説明を一から丁寧に行います。そのため、すでに他の式場で知識を得ていても、「それはもう知っています」と言うことができず、説明を一通り受けるしかありません。

この結果、フェアでの滞在時間が長引き、時間効率が悪くなります。

何度も同じ説明を聞かされることで疲労感が増し、「もっと他のことに時間を使えたのに」と後悔することになりかねません。

デメリット③：しつこい営業にあうリスクが高まる

初めてフェアに参加したと認識されると、式場側の営業もより積極的になります。理由は、他の式場の情報を得られる前に契約を取ってしまいたいからです。

その結果、しつこい営業を受けやすくなり、圧力を感じることも少なくありません。複数のフェアに参加していることを伝えられれば、相手も冷静な対応を取ることが多いのですが、嘘をついていると、それも難しくなります。

以上のように、1件目の嘘をつくことには多くのデメリットがあり、最終的には不利な立場に追い込まれる可能性が高いです。

嘘つかれても実は平気、意外な理由を式場側の目線で解説

「1件目特典を嘘で受け取っても、式場は困らないの？」と思うかもしれませんが、実は全く問題ありません。

結婚式場は、もっと戦略的にビジネスを展開しています。

式場の売上は「集客数 × 成約率 × 単価」で成り立っていて、たくさんのカップルが来場し、挙式を申し込んでくれることが重要です。さらに、高額なプランを選んでもらえれば、式場にとっては理想的です。

そのため、ブライダルフェアや1件目特典は、すべて集客を目的とした投資。嘘であっても来場してもらえれば式場にとって大きなメリットなのです。

実際、最初に提示される見積もりは、値引き交渉や契約を取りやすくするために余裕を持たせて設定されています。「もう少し安くすれば契約が取れそうだ」と感じたタイミングで、式場側は一気に値引き提案を行います。

そのため、相手の動きをしっかり見極め、交渉することが、お得な契約を引き出す最も有効な方法です。

こんな営業トークに注意！よくあるキラートークとそのかわし方

注意トーク①：今日ご契約いただくと100万円お値引きできます

ブライダルフェアに参加してみたら、担当さんは親切で、会場の雰囲気も悪くないし、お料理の試食にも満足した。

幸せ気分にボーっと酔っている中でこんなことをささやかれたら、誰だって気持ちが揺らぎますよね。

でも、冷静になってください。

これはすべて、先方の営業マニュアルに沿った行動。

式場を決めるつもりで来たのなら話は別ですが、情報収集だけが目的であれば、式場側のペースに乗ってはいけません。

まず、今日契約したら100万円値引きできる根拠を聞いてみましょう。

曖昧な理由であれば、営業トーク確定ですのでスルーしても大丈夫です。

聞いて納得できる筋の通った理由があるのなら、その理由で別日に適応できないか確認してみます。

理由を聞いても判断がつかない場合は、必ず持ち帰って相談してみると伝えましょう。

式場側としてもせっかくつかんだ成約チャンス、今後につながるよう新たな提案を考えてくれるはずです。

注意トーク②：ご希望日は人気なのですぐに埋まってしまう可能性があります

これも「今日決めてください」という式場側のキラートークです。

御日柄は、良ければそれに越したことはありませんので、挙式の希望日として選ばれる条件にはなります。

でも、本当にこだわる必要があるのか、事前に二人で確認しておくことも大切です。

たとえば、新郎新婦はもちろん、ご両親やご親族に気にする人がいるのであれば、その気持ちは尊重しなければならないでしょう。

しかし、「大安」だけにこだわっていては、式場側のこの言葉にまんまと丸め込まれてしまいます。

ですから、「仏滅」はだめだけど「友引」ならOKだとか、午後の挙式なら「先負」でも仕方がないとか、線引きを決めておくと交渉がしやすくなります。

このような交渉を進めるうちに、「仏滅に挙式してくれるのであれば、大幅値引きができます」といったような、式場側からの魅力的な提案を引き出すことができる場合もありますよ。

注意トーク③：この特典は今週中に終了予定なので、今お申し込みされた方がいいです

この言葉のように、期限付きの特典を材料にして、即決申し込みを迫られるケースも少なくありませんね。

この場合は比較的簡単に反撃できます。

挙式プランをできるだけ魅力的に打ち出すため、式場側は常に特典をアップデートして提示し直してきます。

ですから上の言葉の通り、たとえその特典がなくなったとしても、必ず次の特典を用意してくるはずです。

「次にどんな特典を考えてらっしゃるのですか？」みたいな質問をしてみましょう。

「次の特典はありません」と返ってきても、それは今まだ決まってないので「ない」というだけのこと。

「今回は即決できないけれど、式場の最有力候補なので教えてほしい」と揺さぶれば、ヒントになる情報が引き出せるかもしれません。

【体験談】嘘ついて疲れるより何倍もお得！最強の値引き交渉術を紹介

私も一度、嘘をついて特典をもらおうとしたことがあります。

でも、何かの拍子に嘘がバレるんじゃないか、相手とのやりとりの中で、ついボロを出してしまうんじゃないかと気が気じゃありませんでした。

おまけに値段交渉もしっかりできないし、式場の言いなりになってしまいそうだったので、疲れて途中で成約を諦めました。

そのかわり、気づいたことがあります。

それは、「見積り」が最強だっていうこと。

手ぶらで値引き交渉することが、こんなにも難しいなんて実際に経験するまで思いもしませんでした。

だから、見積りの威力を何倍にもする方法もしっかり考えることができました。

「見積り」こそ最強アイテム、大切なのは取る順番

式場側と値引き交渉をする際に、相手が一番真剣な顔をするのは、他社の見積りを見せた時です。

1件目の嘘をついていた時には当然見積りなど提示できず、本当は事前に参加して頭に入っていた知識や、ネットで調べた知識などをもとに「もうちょっと安くなりませんか？」と下手に出るのが精一杯でした。

嘘をつくのをやめ、新規のブライダルフェアで他社の見積もりを見せるといった正攻法に改めて、実感したのが冒頭のやり取り。

見積りを見せると、「少々お待ちください」と席を外していきました。

今思えば、上司の決裁を取りに行ったのだと思います。

「このあたりでいかがでしょう」といった金額交渉が始まりました。

何もなければ先方の情に訴えるしかないけれど、見積りがあれば強力な武器になる。

取る順番を工夫して、最強の武器に磨き上げよう。

そう実感した瞬間でした。

本命は3件目に行こう

私は、本命の式場を3件目に訪問しようと決めていました。

なぜ3件目かというと、最強の見積りをもって交渉に臨めるからです。

手順としては、本命も含めレベルの似通った3件の式場をまずピックアップします。

1件目は、一番リーズナブルな値段設定をしているブライダルフェアに参加して見積りを取ります。

次に2件目のフェアに参加して1件目の見積りを見せ、勉強してもらって再度見積りを出してもらいます。

この見積りこそ最強レベル。

本命に乗り込んで見積りを提示し、「これ以上値引いてくれたら今日予約する」と逆にあおって、ついに希望どおりの値引き額で契約することができたのです。

もちろん、1件目成約特典よりはるかに大きな値引き幅。

嘘ついて疲弊するより、もっとお得な成果を獲得することができました。

ブライダルフェアについてのよくある質問

ブライダルフェアとは、どのような内容なのですか？

最初に式場側によるヒアリングが行われ、アンケートに回答した後、会場内の見学を行います。会場によっては、試食やドレスの着用といった挙式に関するプレ体験を実施する場合もあります。最後に挙式の相談会が行われ、ヒアリングに基づいて見積りが示されるという流れです。

ブライダルフェアは1人でも参加できますか？またどのくらい時間がかかりますか？

ブライダルフェアはカップル以外に1人でも参加できます。また、友達の付き添いで参加することもかのうです。時間に関しては、1件あたり、おおよそ3時間から4時間かかるのが一般的です。

ブライダルフェアに参加する場合、費用はかかりますか？

費用はかかりません。試食やドレス着用といった挙式のプレ体験が付属しているケースでも無料で参加することができます。

ブライダルフェアには何を持っていけばよいですか？

ブライダルフェアに参加する場合は、カメラや筆記用具、スケジュール帳、大きめのカバン（パンフレットなどの持ち帰り用）、電卓などを持参しておくと便利です。このほか、他社の見積もりなども適宜用意しておきましょう。

【まとめ】「1件目の嘘」はバレないけど、嘘つかないほうがトータルでお得

結論、1件目の嘘はバレません。

なぜなら、個人情報を保護する法律が、許可を得ない情報の流出をしっかりと制限しているからです。

1件目の嘘をつき通すメリットは、豪華な成約特典やブダイダルフェアの参加特典などがゲットできること。

ただし、その後の値下げ交渉がうまくいかなかったり、しつこく営業攻撃にさらされるなどといったデメリットもあります。

そのため、トータルに考えると1件目の嘘をつき通すメリットはそれほど大きくありません。

それよりも、見積りを上手に取得して強力な交渉材料に磨き上げ、これを武器に値下げを有利に進めた方がはるかにお得です。

ポイントは、どの式場の見積りを取ればよいかという点。

そのためにはブライダルフェアに数多く参加して、ご自身の目で確かめるのが一番です。

「ハナユメ 」「マイナビ 」「ゼクシィ 」など、参加特典の大きなブライダル媒体を上手に利用しながら、有益な情報をお得に入手していきましょう。